原理原則

職場の人間関係を改善する為に大事なたった1つのポイント

著者:博多骨盤HEROコッツマン著者:博多骨盤HEROコッツマン

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職場の人間関係を改善する為に大事なたった1つのポイント

思い出してみて下さい。あなたが生まれて初めて絵の具に触れたのはいつだったでしょうか?小学校の時?幼稚園の時?それとも、もっと前?その時の感覚を具体的に思い出して欲しいのですが、自分で思っている色を思った通りに絵の具でキャンパスに表現することができましたか?

 

生まれて初めてのこと。当たり前ですが、とても難しかったのではないでしょうか? 私は多分幼稚園ぐらいで、お父さん、お母さんの似顔絵を絵の具を使って描いた記憶があります。そして、思うように表現できませんでした。お父さんの顔の色をイメージして塗ったつもりだったのですが、自分が思うような肌色を表現できませんでした。

 

理想の色をイメージして色を混ぜれば混ぜるほど、理想とは程遠く濁ってしまいます。その時の絵がまだ実家にあるのですが、どう見ても人種が違うくらい肌の色が濃くなっています。その後も絵の具を使うことが多々ありましたが、完璧だっ!と思えるような色を表現できたことが今日までありません。

 

唐突ですが、職場の人間関係って絵の具に似ていると思いませんか?会社では一人ひとりが、オリジナルのカラーを持ち働いています。トップが何とか職場の環境を良くしようと、個人に気を使い相手のことを考えて働きかけるも、関与すれば関与するほど角が立ち中々上手く行きません。

 

絵の具で例えると赤と青を混ぜる紫。これが絶妙なバランスで混ぜれると綺麗な紫になるのですが、ちょっとでもバランスが崩れると、きれいな紫にはなりません。なぜ、人間関係を良くしようと経営者として神経をすり減らし最新の注意を払って行動しているのにも関わらず、なかなか思うようにいかないのでしょうか?

 

そもそも、職場の人間関係を悪くして売上を下げたい経営者なんか世の中に1人もいません。

・職場の人間関係を良くしたい
・チームワークを発揮させて相乗効果を得たい
・どんな情報も入ってくるが風通しの良い職場を作りたい


皆が安心して働ける環境を作りたい!!
こんな思いで、日々の経営に取り組んでいるのでは無いでしょうか?けれど努力は報われない……

 

そもそも本当に人間関係は改善できるのか?

 情報過多の時代ちょっと調べれば、人間関係を改善する方法はいくつも出てきます。例えば、自分が変われば相手も変わるので、まずはコミュニケーションの方法を変えてみましょう!感謝の言葉を心から言うようにしてみましょう。

 

朝の挨拶を相手の目を見て言いましょう。相手の話を聞く事を心がけましょう。相手の結果ではなく行動を褒めてみましょう。色々ありますが、実践してみて如何でしたでしょうか?

 

地道な努力の結果、職場の人間関係が改善した!という人もいると思いますが、頑張ったけど全くだめだった人や、むしろ逆に悪くなった人もいるかもしれません。なぜ同じように頑張ったのにも関わらず、こんなにも結果が違うのでしょうか?それにはたった1つの理由があります。

 

 
たった1つの違い

人間関係を改善しようと頑張った2人、しかし結果は大きく違いました。一人は人間関係が改善されチームワークが発揮され相乗効果が生まれ売上がドンドン上がるようになりました。もう一人は全く変わらず、逆に「うちのボス最近なんかまた変なのにはまってるらしいよ」「気分屋だからほっておきましょう」と影で噂される始末。

 

2人とも会社を良くしようと努力しました。けれども残念なことに結果は天と地ほど違いました。実は「何にフォーカスしたか」このフォーカスしないといけない部分を知っているか知らないかが大きな差を産んだんです。

 

ではこれから、あなたの会社の人間関係に関する簡単なワークを行ってみましょう。まずはコンパス・紙・絵の具を頭のなかでイメージしてください。会社を1つの大きな円としてコンパスで書いてみて下さい。次にその中に、あなたが会社をイメージした際に直感で、どんな色を思い描きますか?

 

思い描けたら、次はその中に小さく円を書き、その円の中に自分の色をインスピレーションで塗ってみて下さい。ここで簡単なワークの第一歩は終了なのですが、あなた自身の色と会社の色は一致していたでしょうか?もし、ここでズレが生じているということはあなた自身と会社のカラーがずれているということです。

 

言い換えるなら一貫性がない、濁っている、考え方が違う。薄い状態です。この状態であなたが何を言おうと会社の色と違うのであれば影響力が少ないです。下手をすると色が違いすぎてよそ者扱いされるかもしれません。

 

そもそも色が違う時点であなたが思うような会社になっていません。この色はあなたを表します。世の中には色んな色がありますが、あなたの色はあなただけ。世界でたった1つの色です。この自分自身の色を鮮明にすることが職場の人間関係を良くするための第一ステップです。

 

そして、この色はあなたの意識によって作られます。迷ってなかなか色を決められなかったり、イメージした色が鮮明でないということはあなた自身の考え方が定まってないということ。

 

黒だか白だかよくわからないグレーな人は人に及ぼす影響力もグレーです。これが白黒はっきりしていると周りも白か黒はっきりしてきます。次に自分の色が決まることにより会社の色が決まります。会社は経営者の器以上に大きくなりません。

 

自分の色が明確になり、会社の色も自分と同じにするには自分の色を濃くしていかなければなりません。トップである自分の色が薄ければ会社も薄くなります。そうすると、次の人に影響を与える段階で、自分の考え方や意思を伝えても、なかなか周りに伝わりにくいです。その結果、自分とは違う色の人間が増えてしまいます。

 

スタッフは経営者の分身です。あなたという原液を薄めたものがスタッフです。自分の色や会社の色が濃く統一されていないと、会社やトップの色と違った人が入ってきた時にその人間を染めることができません。

 

会社の中に、赤、青、黄色、緑さまざまな色があるとするとどうでしょうか?虹なら綺麗ですが、会社であれば統一感がありません。これが人間関係の崩壊につながります。考え方や価値観がトップや会社と違いすぎるんですね。

 

人間関係が良いというのは会社、トップ、スタッフ、皆の色が一致している状態です。そして一致団結してその色を社会に発信していくんです。そうするとあなた達の色に共感した方があなた達を応援してくれます。それは、サービスの購入であったり、人間としての付き合いであったり様々です。

 

大事なこと

職場の人間関係を改善するにあたって大事なことは経営者が変わることでなく。経営者が自分の本当の気持に気付くことなんです。いったい何がしたいのか?何のために仕事をしているのか?何のために組織を作ったのか?

 

スキマ時間ではなく、スケジュールを組んで時間を取り、深く考えて見て下さい。一般的には人を変えるにはまず自分を変えないといけないといいますが、経営者は変わってはいけません。変わるのでなく、戻るんです。

 

今まで沢山の行動をしてきてその中で上手く行ったこともあるし、失敗したこともあると思います。特に経営者のあなたなら誰にも本音を話せず、一人で黙々と行動を続け結果を出し続けてきたのではないでしょうか?

 

賞賛を浴びたこともあると思いますが、非難されたこともあると思います。その度にあなたの心は動かされ次の行動に何らかの影響があったはずです。

 

上手く行った時に賞賛されれば次に頑張れますが、上手く行って当たり前の経営者は人から褒められることはめったにありません。人間は行動して結果が出るのは勿論のこと、その結果に対して誰しも褒められたいものです。

 

しかし、行動して上手くいっているのにお客さんからクレームがくることもあったのではないでしょうか?そんなときあなたは次にする行動に不安を覚えませんでしたか?「また文句を言われたら嫌だな」不安があると、チャンスが有っても同じような行動ができなくなります。

 

そうやって日々が過ぎていく中で、行動を起こせなくなったり、未来への希望や志が失われたりするので視野が狭くなります。そして、あなた自身の色が濁ってきます。

 

そんな状態では職場の人間関係は勿論改善できませんし、あなたのビジネスで世の中に影響力を及ぼすことも難しいです。ですので、職場の人間関係改善のために経営者がフォーカスしてまず行うべきことは、挨拶を変えたり、立ち振舞を変えるといった小手先のことではなく、「本当の自分に戻る」ことです。

 

自分の色で全体が染まれば、明確な基準ができます。皆の共通言語ができます。ルールが明確になります。目標も決まります。理念も決まります。そして一貫性が高まります。こういった土台が出来ていないまま、表面上の挨拶だけ変えてみたり、気に掛けているフリをするから。相手に見破られ逆効果になるんです。

 

まとめ

人間関係と絵の具は似ている。色を混ぜようとするから、どんなに気を付けていても、むしろ考えれば考えるほど濁ってしまうんです。色を混ぜるのではなく、全部同じ色にしてしまえば良いんです。こうやって少し視点を変えて人間関係も構築してあげると大きく成果が変わってきます。大事なのはそれに気付くことです。本当のあなたは何がしたかったのでしょうか?

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