先日銀座のマジックバーで“名刀の切れ味” を僕は見た。クローズアップマジックといって、少人数の顧客に対してマジシャンが至近距離で演じるマジックを見ることに、ここ数ヶ月ハマっている。
色々見た中でも、この銀座で繰り広げられるマジックの切れ味はピカイチだ。まるで日本刀のよう。マジックが凄すぎて、何をしているか全く解らないどころか、驚き過ぎて恐怖の領域まで達します。
一言で言うなら「怖い」こわくて鳥肌が立ちます。一体どんな感覚でこのマジックをやっているのかと思い、マジックをやっている時にカウンター越しのマジシャンに同調してみると・・・
その集中力がもの凄い。日本刀と例えましたが、実はマジックの切れ味が日本刀でなく、この集中力が日本刀なんです。もちろんマジックも天才的に凄いのですが、全神経が指先に集まる感じ。本当に物凄いです。見ていて気持ちがいいです。
それが一番感じられるのが、ビールの入ったコップを斜めに立てる技なんですが、マジシャンに聞いた所これは種があるマジックでなく、練習を積み重ねると出来るみたいです。
治療院の集客とマジック。一見何の関係もないように思えますが、実はあるんです。あなたは治療院に集客する為にこんなことをしていませんか?
どれに当てはまりますか?
☑コンサルタントから貰った反応率が高いチラシをカスタマイズして地域にまいている
☑DVDやメルマガを参考にWEBサイトを作成している
☑YOUTUBEで体操の動画を撮影して配信している
☑集客できているサイトを指定して「こんな風にして!」と業者に丸投げ
☑患者さんの役に立ちそうなブログを書いている
上記のようなことで集客できていれば問題ないのですが、もし出来ていないのであればこのブログを読むことで解決の糸口をつかめると思います。
人間は出来るだけ楽して成功したい生き物です。辛い道と、楽な道、2つの選択肢があれば多くの方は楽な道を行きますよね?僕も出来れば楽して人生謳歌したいです。
楽して成果を出すための方法の1つとして、真似をするというのがあります。今上手く行っているものを真似れば、自分も上手くいくという考えですね。治療院業界に限らず、すべての業界でこの真似るという行為が行われています。それだけ、強力で効果があるということですよね!?
実際にその通りで成果を出すためには、やはり上手く行っている人のマネをすることがとても大事です。完璧にマネて作り上げ、そこにスパイスとして自分のオリジナルを足して地域で1番にすればよいのですが、多くの人は完璧に真似出来ていないんですね。だからうまくいかないんです。神は細部に宿ります。
学習段階
人が真似をする上での学習段階は5つあります。
1.無意識的無能(知らないしできない)
あることに関して何も知らず、知らないということさえも知らない状態
2.意識的無能(知っていてもできない)
あることに関して知識を得たが、それを実践することはできない状態
3.意識的有能(考えるとできる)
あることに関してある程度できるようになってきたが、まだ習慣化されておらず、それを行うためにはある程度の集中力が必要な状態
4.無意識的有能(考えなくてもできる)
意識しなくても自動的にあることを実践することができている状態
5.無意識的有能に意識的有能(考えなくても出来て、それを意識することが出来る)
無意識的に行っていることを、意識して人に教えることができる状態
治療院の集客について何の知識もない状態では、集客は出来ません。これが第一段階ですね。本気で集客をしたいと思うなら、この時点でネットを見たり、上手く行った方法を友人から教えてもらったり、セミナーに参加したり、集客について勉強を始めて、知識を増やしていきます。
勉強を重ねていくと、治療院集客についての知識が頭に蓄積されてきます。しかし、どれだけ知識を詰め込んでも実際にホームページをを業者さんと一緒に作成してみたり、チラシをコンサルタントの方と一緒に作成してみなければ、集客できるようにはなりません。
これが第二段階の意識的無能です。勉強して頭に叩き込んだことを思い出しながら実際に集客に対しての具体的な行動を積み重ね経験を積んでいくと、だんだん自分の治療院に患者さんを集客できるようになります。これが3段階目の意識的有能の段階です。
そして、何度も何度も反復して行動していくと集客について身体が覚えて、4段階目の無意識的有能になり毎回考えなくても自然と集客が出来るようになります。
最後に、集客についての知識や技術をセミナーなどで人に教えていくと、5段階目に達します。
こうして集客について学習していくのですが、上手くいかない人の多くは2〜3段階目で止まっています。この2〜3段階目の“あること”がミソで、この“あること”に関する知識の入れ方が不十分なんです。
うまくいく人と行かない人の違い
冒頭の文章に戻って考えていただきたいのですが、マジックを見に行くといっても、マジックをどのような視点や角度から見るかは人によって異なります。僕のようにマジシャンに同調してマジシャンの体感覚や感情に自分を合わせて楽しむ人もいれば、この時横に座っていた2人の若い女性のようにマジック自体を楽しんだり、その横に座っていた一人の男性みたいにスマホで動画を取りそれをyutubeに上げたり、友人に送って楽しむ人もいます。
また、マジシャンを志している人は技を盗もうとするでしょうし、種を見破ろうとする人もいるでしょう。この様に同じ物事でも人によって見方や捉え方は様々です。集客も同じで上手く行っている人を様々な角度から捉えて、完璧に真似することが大事です。
見た目だけのマネは猿真似といいます。猿真似では結果は出にくいです。「なぜ?」そのような集客方法をとっているのか、「なぜ?」集客するのにその媒体を使っているのか、「なぜ?」そのキャッチコピーなのか、「なぜ?」そのような写真を使うのか、「なぜ?」そのような文章の構成なのか、「なぜ?」そのタイミングなのか・・・
考えるとキリがありません。ですので、楽して上手くいく確率を高めるためには「なぜ?」○○を〇〇すのるか?ということを、実際に上手く行っている人に直接会って深く質問して下さい。出来れば感覚で上手く行っている人ではなく、論理建てて考えて上手く行っている人に質問できるといいですね。
ポイントは、「なぜ?」
例えばホームページ上で最近「なぜ!?たった10分の整体で痛みが和らぎ、再発まで防ぐのか?」みたいなキャッチコピーがよく使われていますが、このメッセージは誰に向けて書かれているのか?どんな患者さんに来て欲しいのか?短時間の施術を売っているのか?治療の効果を売っているのか?再発しないことを押しているのか?
それが本当に、あなたが患者さんに届けたいメッセージと同じであれば寄せてホームページのキャッチコピーを書いてもで問題ないですが、もし違うと患者さんはホームページを開いた瞬間に無意識で違和感を覚えます。「あれっ?なんか違うぞ・・・」ただマネをしても効果が出ないのはこのような細部を疎かにしているからです。
百歩譲って、ホームページを皆が作ろうかな?どうしようかな?といった時代には、ライバルがホームページを持っていなかったので、ホームページがあるだけで集客できたかもしれません。キャッチコピーに力を入れていない時代には、キャッチコピーらしきものを書けば反応が取れたかもしれません。しかし、どこもかしこも同じようなコピーが乱立してくると患者さんは「あれ?どこも一緒だな?」となって反応が落ちてきます。
これらをできるだけ深く掘り下げて聞いて下さい。遠慮は成功を遠ざけます。コンサルタントが喋っているときも、ネットで情報を収集しているときも、メルマガを読んでいるときも、「なぜ?」を意識すると今よりきっとうまく行きますよ。
実際にこの方法を取り入れてから、僕のクライアントさんの集客数はたった2ヶ月で30名伸びました。僕に直接あって聞きたい方は気軽に連絡してくださいね。いつかお会いできる日を楽しみにしています。