世界で一番自信がある人物はだれ?と聞かれてあなたは誰を想像しますか?私は漫画「北斗の拳」の主人公で最強の暗殺拳北斗神拳伝承者のケンシロウを想像します。
おああ!! あたたたたたーーーっ!!北斗神拳正当伝承者であるケンシロウが敵に対して目にも止まらないほどの速さで連続攻撃を叩き込み「お前はもう死んでいる!」秘孔を突いた後に有名なこのキメ台詞を言います。普通に考えると死んだか死んでないかは確認しないとわかりませんが、ケンシロウは圧倒的な自信で言い切るのです。
他には「死にたくなければやめておけ!おまえらと俺では格がちがいすぎる」とか「確実な死は5秒後!念仏でも唱えろ」なんてことも言います。こんなに過剰な自信がある人は現実にはいませんよね?
実は、ケンシロウみたいな圧倒的自信を持つ人になりたい!と思い空手を始めたぐらい私は昔ケンシロウが大好きでした
自信がある人物には魅力がある
ケンシロウに惚れ込んだ私と同じように、誰しも、自信がある人になりたい!と一度は憧れたことがあるのではないでしょうか? だって、自信がある人はとても魅力的です「あんな風になりたいな〜♪」と理想像を思い浮かべながら一歩を踏み出そうとするのですが、その一歩を躊躇してなかなか踏み出せず、多くの場合自信は手に入りません。一体何故なんでしょうか?
そもそも自信とは自分の価値・能力を信じること。自己を信頼する心・気質と辞書には書かれています。では自信の反対はなんでしょうか?自信の反対は危惧・劣等感とあります。危惧とは危ぶみ恐れること。劣等感とは自分が人よりも劣っているという感じ。と記されています。
ということは「人より劣っていると思う」「恐れること」が無くなれば少なくとも自信がつくはずですよね?けれど、この劣等感や危惧することを無くすのが難しいから自信がつかないんです。
どうしたら自信がつくの?
自信のつけ方に関して書かれた書籍や情報を私なりにまとめてみました。
「自信というのは思い込み」
自信というのは自分に対する肯定的な思い込み。自信がないというのは自己否定という思い込みをしている状態。人間の意識のうち90%〜97%が潜在意識(思い込み)なので「自分はできる」「自分は最高」などの肯定的な言葉がけをしたり、紙に書いて視覚化し毎日見ることにより「人より劣っている」といった潜在意識(思い込み)が変わり自信がつく。
「目標を持つ」
自分に自信をつけるためには、行動する怖さ、行動するめんどくささ、行動する恥ずかしさ、行動する苦痛などを、押し退けてでも行動したくなる、大きな目標を掲げることが大事。そうすることで小さな行動を起こせるようになり、成功体験を積み重ねることで少しずつ大きな自信がつく。
簡単に言い換えると潜在意識を変えるか? 目標を持つか? 一般的には大きくこの2つに分けられると私は思います。
けれど自信はつかない……
自信の付け方は2つ。潜在意識を変えるか? 目標を持つか? 「やり方は分かった。あの有名な本に書いてあることなら間違いない! やってみよう」もしくは「何となく本で理解できたけど、より詳しく知りたい。よし! 自信がつくセミナーに参加してみよう!」
正直これで自信がつくと思いますか? もし本当にこれで自信がつくのであれば、このブログを見る人は殆どいないと思いますし、世の中に自信がつくセミナーや自信を付ける本などが出まわらないはずです。
けれども現実は違いますよね? あなたを含め、あなたの回りには自信がないと悩む人が多いのではないでしょうか?
なぜ!? 自信がつかないのか?
自信を持ちたくない人なんていないけれど、自信を持てない人が多いのは何故なんでしょうか? それは「成功が自信を作るのではなく行動が自信を作るからです」例えばボクシングで試合に勝ちたいのであれば必ず練習します。そして、練習をやり切った! 世界中の誰よりも俺は練習をやったぞ! という自分の行動が自信につながります。
ここで大事なのは試合に勝ったぞという結果に対して自信がつくのでなく、練習を誰よりもやったぞという行動に対して自信がつくということです。
ボクシングを例に出すと、なんとなく行動が自信を生みそうな気がしますが、日常生活では様々な理由があり行動できない人もいます。だから、本に書いてあることに対して素直に行動を起こせず結果に結びつかなかったり、セミナーで言われてたことを聞いただけで満足して行動に移せなかったりするんです。
行動を積み重ね自信がある人が行動しない人を見れば「行動すれば自信が持てるのになんで行動しないのかな? 変わってるな?」となりますが、行動しない人は行動しないのではなくて行動できないんです。だから小さな成功体験を得ることが出来ません。潜在意識もそんなに簡単に変わるものではありません。だから自信がつかないんです!
いったい、なぜ行動できないのでしょうか?
それは、行動することが恐いから。言い換えるなら行動した結果に対して危惧しているから「危惧する=自信がない」でしたね? ということは、自分に自信がなく行動の結果を危惧する人に対して「小さな行動を積み重ねて下さい。そうすれば自信がつきます!」と言うのはナンセンスです。
いやいや「だ・か・ら その自信がない自分に対しての潜在意識を変えるために肯定的なイメージをするんだよ!」と言われるかもしれませんが、イメージしたぐらいで潜在意識(思い込み)が変わるのなら苦労しません。潜在意識はそんなことじゃ変わらないし、自分で変えようなんて分かっている範囲の潜在意識は潜在意識と言わないと思います。
人間は、お母さんのお腹の中にいる時から外部より様々な影響をうけます。何らかの行動をした結果、他人から否定的な反応をされると行動することが怖くなり、逆に肯定的な反応をされると行動することが楽しくなります。
その後も、何をしても肯定的な反応を両親や周囲から受けている人はどんどん自信がつきますし、逆に何をやるにしても否定的な反応をうけると自信はなくなってしまいます。そして否定的な反応をされた行動は以後繰り返さなくなります。
鎖に繋がれたゾウの話が有名ですね。サーカスにいるゾウは小さい頃に鎖に繋がれます。ゾウは一生懸命鎖を引っ張って逃げようとしますが、鎖は切れず逃げきれません。そのうち観念して逃げることをやめてしまいます。そして、年月が経ちゾウは大きくなり鎖を引っ張れば切れるようなパワーを身につけるのですが、今まで何度やっても鎖が切れなかったので、逃げるのは無理と思い込んでいるゾウは鎖を切って逃げようとしません。
人間もこのゾウと一緒です。
本当はその人の目標を達成するために正しい行動だったにも関わらず、周囲の器が小さいため理解できず、否定的な反応をしてしまうと、その人のその後の人生において「〇〇をすると失敗するんだな?」「〇〇をしても無駄だ!」といった思い込みを作ってしまいます。
それを繰り返すことにより思い込みは徐々に深くなり、とうとう行動しなくなります。鎖を切って逃げ出すことを諦めたゾウと同じです。だから自信がない人に行動しろと言っても体は行動したくても、心は行動できないんです。口ではやります!と言っているけど、潜在意識(思い込み)では恐いんです。
ではどうしたら良いいか?
今まで危惧していた行動に関して「何も心配する必要はないんだ!」「不安なんて無い!」と気付くことができれば、行動を妨げる壁がなくなり行動できるようになります。なので、自信をつけるためには思い込みに気付くことが1番大切なことになります。ゾウでいうと「鎖は切れないんだ」という思い込みから「鎖は切れる」と気付くことです。
思い込みに気付くためには、信用できる器の大きい人に気付かせてもらうか、自分で気付くしかありませんが、多くの場合は鎖を切れないゾウと同じで自分で思い込みに気付くことは難しいです。
信用できる人に気付きを与えてもらうことで不安が無くなるので、行動することが出来、その行動した結果に対して、信用できる人から適切な修正を受け、また気付きを与えてもらって行動していく。徐々に行動の幅が広くなることで様々な経験を積み人間として器が広くなります。そういったルーティーンが出来てしまえば少しずつですが必ず自信はついてきます。
まとめ
自信が無い人が1人で自信をつけていくということは正直難しいです。多くの場合やり方は分かっていても、思い込みで行動後の結果を危惧し、なかなか最初の一歩が踏み出せず結果が出ません。
大事なことは自分が信じられる器の大きい人に気付きを与えてもらうことです。これが自信をつけていく一番の近道だと私は信じています。
Good Luck☆